Quantcast
Channel: NEWS
Viewing all 7567 articles
Browse latest View live

【反応性界面活性剤】第一工業製薬、EUROPEAN COATINGS SHOW 2019に出展

$
0
0

 第一工業製薬(株)は、来る3月19日~21日にドイツ・ニュルンベルクのExhibition Centre Nurembergにて開催される「EUROPEAN COATINGS SHOW 2019」において、欧州での水系塗料、粘接着剤市場向けに、反応性界面活性剤「アクアロンシリーズ」(海外製品名 HITENOLシリーズ、NOIGENシリーズ)を展示する。ブース番号はホール4の4-148。
 アクアロンシリーズは、低泡性や分散性に優れた反応性界面活性剤。水系アクリルエステル樹脂の乳化重合反応の過程では、通常の界面活性剤と同様の挙動を示し、重合後はポリマー粒表面に化学的な共有結合で固定化するため、遊離することがほとんどない。そのため、ポリマーエマルションの泡立ちは少なく、得られたポリマーフィルムは優れた耐水性を示す。最新のアクアロンARシリーズは、疎水基の構造を最適化することで、さらに低泡性や分散性に優れ、分子中に導入した反応性基により、アクリル系やスチレン系など広範なモノマーに対し優れた共有結合性を有する。この展示会では、非イオンタイプのアクアロンANシリーズ、アクアロンKNシリーズもあわせて紹介し、すでに国内外で実績のある従来型のアクアロンKHシリーズとともに、今後も欧州市場からの高機能化のニーズに応えていく。


【新型LiB】三洋化成工業、技術系ベンチャー企業のAPBと資本業務提携

$
0
0

 三洋化成工業(株)は、慶應義塾大学の堀江英明 特任教授やパートナー企業と共同で、これまでとは全く異なる新型リチウムイオン電池(以下、新型LiB)の開発を行っている。このたび同教授が設立したAPB(株)(本社:東京都港区、代表取締役 社長:堀江英明)へ出資を行った。

 APBは、バイポーラ型LiBの権威である堀江特任教授と、慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)*により、新型LiBの実用化を目指して 2018年10月に設立された。同社は2012年から堀江教授と共同で新型LiBの開発を行っている。今回、2019年2月28日にAPB社と資本業務提携を行い、同社に出資することで合意した。この資本業務提携を通じて新型LiBの実用化を加速し、同社グループの新たな事業に育てていく。

*KIIは慶應義塾大学と野村ホールディングスにより 2015 年に設立されたベンチャーキャピタル。 

APB株式会社の概要
慶應義塾大学 堀江特任教授と慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)の合弁で設立された 新型LiBの技術系ベンチャー企業。

代表取締役社長 :堀江英明
本社 :東京都港区三田一丁目4番28号
設立 :2018年10月29日
資本金 :非公開
会社目的 :LiBの研究開発・製造・販売、コンサルタント業務等 

新型LiBについて

 従来は集電箔に金属を用いていたが、今回の新型電池は電極に樹脂を用いた、これまでにないリチウムイオン電池。すべてを樹脂化することで、電極の厚膜化、セルの大型化を容易に行え、電気容量を従来型の約2倍以上にすることが可能。また、新型LiBはバイポーラ型で積層による直列接続が可能なため、接続部品点数を減らせることによりシステム全体の小型化可能。形状の自由度が高く、従来にない新規需要への展開も期待される。まずは電池容量を大きくしたいというニーズの強いビルやオフィス、発電所などの大型定置電源用途向けでの実用化を目指す。 

【VMOX】BASF、印刷およびコーティング業界におけるUV硬化製品向けに新規ビニルモノマー提供

$
0
0

SnapCrab NoName 2019 3 7 15 39 47 No 00 R  BASFは、ビニルメチルオキサゾリジノン(VMOX)を用いた新しいビニルモノマーを商業規模で提供する。VMOXは、UV硬化インクおよびコーティングにおける反応性希釈剤として特に適しており、例えば、デジタルUV印刷にも使用することができる。ビニルモノマーはこうした用途において、従来の反応性希釈剤と比較して多くの技術的利点を有しており、また、毒性面においても、使用上好ましいプロファイルを有する革新的なコーティング製剤を可能にする。BASFは、3月19日~21日にドイツ・ニュルンベルクで開催されるEuropean Coatings Showにて初めてVMOXを発表する予定。

非常に低い粘度、室温で液体
 VMOXは室温で液体であり、粘度は非常に低く4mPa・s。これにより、従来の原料と比較して、低粘度、かつほぼ無臭の製剤の調製が可能になる。また、VMOXはアクリレートとの高い共重合反応性を特徴としており、低用量であっても、全ての一般的な基材に優れた接着特性をもたらすほか、印刷物や塗料の色をより鮮やかにすることができる。
 VMOXの持つ有利な毒性プロファイルも魅力の1つ。VMOXは欧州化学物質庁(ECHA)による危険有害性分類では、従来製品と比較して、“serious health hazard”(重大な健康被害)、および“acute toxicity”(急性毒性)のラベルを必要としない。また、本製品はREACHに1,000トン/年の帯域まで登録されている。

最も広範なビニルモノマーのポートフォリオをさらに拡大
 BASFはビニルエーテルおよびN−ビニル化合物などの機能性ビニルモノマーの業界において、最も包括的なポートフォリオを有しており、VMOXによりさらにポートフォリオを拡大する。これらの高品質の中間体は、コーティング、接着剤、バイオサイド、高性能油、香味料および印刷インクなどの製造において一般に使用されている。BASFは、ビニルモノマーの研究分野における90 年の経験と最新技術を結集し、欧州で製造を行っている。

【サスティナビリティ】住友化学、持続的な価値創出のための最重要課題を特定

$
0
0

 住友化学(株)は、2019年4月1日からスタートさせる3カ年の新中期経営計画に先立ち、経済価値と社会価値をともに継続的に創出するため、経営として取り組む7つの最重要課題(マテリアリティ)を特定した。
<7つのマテリアリティ>
社会価値創出に関するマテリアリティ
・環境負荷低減への貢献
・食糧問題への貢献
・ヘルスケア分野への貢献
・ICTの技術革新への貢献
将来の価値創造に向けたマテリアリティ
・技術・研究開発の推進
・デジタル革新への取り組み
・ダイバーシティ推進

 住友化学は、2019年1月、住友の事業精神の1つである「自利利他 公私一如」※1に基づき「サステナビリティ推進基本原則」を新たに制定した。基本原則では、同社にとってのサステナビリティの推進を「事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献するとともに、自らの持続的な成長を実現する」と定義し、その達成を通じて企業価値の向上※2に取り組むこととした。7つのマテリアリティは、「持続可能な社会の実現への貢献」を明示的に推進すべく特定したもので、主として、同社の事業と直接関係する「社会価値創出に関するマテリアリティ」と、将来を見据えた取り組み課題である「将来の価値創造に向けたマテリアリティ」の2つの観点から抽出している。
 7つのマテリアリティに対する取り組みを着実に進めるために、今後、それぞれの項目に対して重要業績評価指標(KPI)を設定し、新中期経営計画の中で進捗を確認するとともに、それらを社内外のステークホルダーとの対話の推進にも生かしていく。
※1 「住友の事業は、住友自身を利するとともに、国家を利し、かつ社会を利するものでなければならない」とする考え方を表すもので、「公益との調和」を強く求める言葉
※2 企業価値向上のイメージ図
SnapCrab NoName 2019 3 7 15 50 18 No 00 R

【光学式三次元表面プロファイラー】キヤノンマーケティングジャパン、GBS社と独占販売契約を締結。「smartWLIシリーズ」発売

$
0
0

 キヤノンマーケティングジャパン(株)は、GBS社(Gesellschaft für Bild- und Signalverarbeitung mbH、本社:ドイツ、President:Torsen Machleidt)との間で、光学式三次元表面プロファイラーの日本国内における独占販売契約を締結し、「smartWLIシリーズ」4機種を3月14日より発売する。価格(税別)は700万円~(装置構成や為替レートにより価格は変動する)。
SnapCrab NoName 2019 3 7 16 46 48 No 00 R
 光学式三次元表面プロファイラーは、レンズ金型などの精密加工部品、自動車部品、電子部品、機能材料などの製造工程や品質検査において、表面の凹凸、傷、節目などの表面性状を非接触で測定する計測機器。三次元表面性状測定の国際規格ISO25178-6(国内規格JIS B0681-6)である垂直走査型低コヒーレンス干渉法(CSI)は、観察視野(干渉対物レンズの倍率)に依存しない高い垂直(凹凸)感度が特長で、その応用範囲は拡大している。製造現場でのインライン検査、大型の対象物を計測するオンマシン計測、エンジンシリンダーの内壁計測には、小型で軽量の計測ヘッドや特殊な計測ヘッドが求められている。
 GBS社は、産業用部品検査の優れた画像処理技術を基盤として1997年に設立され、2008年よりCSI方式の光学式三次元表面プロファイラーを製造している。GBS社の光学式三次元表面プロファイラーは、専用の画像処理ボード(GPU)を使った高速演算処理により、高画素データと演算スピードを両立した高スループットが特長。小型・軽量モデルの「smartWLI compact」から、エンジンシリンダー内壁の計測専用モデルの「smartWLI Cylinderinspector」まで、豊富なラインアップを揃えており、従来対応できなかったオンマシン計測、シリンダー内などの狭所の測定を実現する。また、高密度な表面凹凸データの取り扱い、国際規格に準拠した解析ソフトウエア、計測ヘッドの柔軟性などの特長を持ち、三次元表面性状に対する顧客のさまざまな計測ニーズに応える。
 キヤノンマーケティングジャパンは、GBS社の光学式三次元表面プロファイラーを精密加工部品、自動車部品、電子部品、機能材料などの製造工程や品質検査用途として販売していく。

【石灰石+PO樹脂複合材】TBMの「LIMEX(ライメックス)」、「いきなり!ステーキ」がグランドメニューに採用

$
0
0

 石灰石を主原料とし、 原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売する(株)TBMは、(株)ペッパーフードサービスが日本全国に424店舗を展開する「いきなり!ステーキ」のグランドメニューとして、LIMEX製のメニュー表が採用されたことを発表した。回転率が高く来店客数も多いことから、耐久性を中心として既存のメニュー表との比較検討が進められ、耐久性に加え、色合や環境性能が向上できることが評価され、採用に至った。2019年3月から順次採用される。採用されるグレードは厚さ300μmの白色ソフト。

【SXSW2019】電通グループ、「価値が定かでないモノが、未来を連れてくる」をコンセプトに、これまでにない体験を創造する4作品をインタラクティブ部門のトレードショーに出展

$
0
0

  (株)電通の社内横断組織「デジタル・クリエーティブ・センター」※1と(株)電通クリエーティブXは、昨年に続き、世界から多くの企業やクリエーター、起業家、投資家が参加する世界最大級の祭典「SXSW2019」※2(サウス・バイ・サウスウェスト2019)のトレードショー(米国テキサス州オースティン市で3月10日~13日に開催)に参加し、世界に向けた展示とプレゼンテーションを行う。
 今回の出展コンセプトは、「Pointless Brings Progress.」(価値が定かでないモノが、未来を連れてくる)。その斬新さ故に現代の価値観が追いつかず、Pointless(無意味なモノ)と評されてしまうようなアイデアこそが将来のイノベーションを起こす、という考えのもと、同社グループはパートナーとともに、これまでにないさまざまな体験を創造する。
<各展示作品の概要>
1.「SUSHI SINGULARITY」(スシ・シンギュラリティ)
 2020年開店を目指している “超未来体験型レストラン”のデモンストレーション  OPEN MEALS(オープンミールズ)は、「食」をデータ化し、食に革命を起こすことを目指している。現在、超未来データ食レストラン「SUSHI SINGULARITY TOKYO(寿司シンギュラリティ東京)」をオープンするプロジェクトを進行中で、今回はその構想のデモを行う。近い未来、寿司がデジタル化しインターネットに繋がることで、2つの革命が起きるとOPEN MEALSは予測する。
 1)寿司が世界中の人々と繋がり、オンライン上で生成・編集・共有され、新しい寿司が次々と誕生する。2)寿司が人の体と繋がり、バイタルや遺伝子などのヘルスデータに基づいて栄養素の個人最適化が実現する。会場展示では、3Dプリンターを中心とするフード製造マシンのプロトタイプと、テクノロジーによって可能になる寿司のコンセプトデザインを世界初公開する。将来的にはあらゆる食をデータ化・蓄積し、世界中の誰もが食をシェアできるデジタルプラットフォームを構築しようとしている。昨年の「SUSHI TELEPORTATION」(スシテレポーテーション)に続く、OPEN MEALSの最新プロジェクトとなる。
 OPEN MEALS:DENTSU/ 山形大学 / やわらか3D共創コンソーシアム / マグナレクタ /アドバンテスト / サイキンソー / ユカシカド / アタリ / アマナ / ハイドロイド/ 東北新社
 http://www.open-meals.com/

2. 「RETHINKING TOBACCO」 (リシンキング・タバコ)
 地球の食糧危機を救う?タバコで異科間の接ぎ木を実現するプロジェクト  タバコが地球の食糧危機を救う可能性を秘めているということはご存知であろうか。別の植物同士をつなぎ合わせることで、美味しさ・耐性などを向上させる伝統的な手法である“接ぎ木 ”。新たにタバコを媒介させることで、これまで不可能とされていた“異科間の接ぎ木”が実現した。また、あらゆる品種に対してゲノム編集などのバイオテクノロジーを応用することで、植物の病害への抵抗性、不毛な土壌への耐性などの向上が加速できる。
 「RETHINKING TOBACCO」は、食の未来を示すプロジェクトで、東京大学産学協創推進本部が主催する「Todai To Texas(TTT)」とコラボレーションしている。
 RETHINKING TOBACCO:DENTSU / GRA&GREEN / Todai To Texas / PICT INC.
 https://www.gragreen.com

3. 「FATHER’S NURSING ASSISTANT」(ファーザーズ・ナーシング・アシスタント)
 テクノロジーで育児を進化させる!父親向けの乳児への授乳・寝かしつけデバイス  日本の赤ちゃんの睡眠時間は世界的に見ても短いと言われている。育児におけるストレス・悩みの多くは寝かしつけと食事に関することだが、一般的に父親の参加率はまだまだ低い状況にある。また、添い乳は寝かしつけには効果的だが、母親に寝かしつけが偏ってしまいがちになる。そこで、赤ちゃんを寝かしつける前に母親が行っている“授乳”に着目し、父親も授乳できるようになることで、母親の授乳以外の時間と赤ちゃんの睡眠時間を増やすことを目指した。この2つを同時に実現するのがウェアラブルデバイス「FATHER’S NURSING ASSISTANT」。小児科医やベビーシッターからのアドバイスを参考に、赤ちゃんが授乳時に手を胸に当てる習慣があることや、胸の柔らかさで安心感を持つという点に着目し、母親が授乳する状態に近いデザインにした。これにより父親も両手で赤ちゃんを抱くことができ、スキンシップが取れ、母親と同じような寝かしつけができるようになる。プロダクトは片側がミルクタンク、もう片方が授乳できる仕組みになっている。またアプリとの連携により、赤ちゃんの授乳や入眠のタイミングなどをセンシングし、より視覚的に赤ちゃんの状態を捉えることができる。
 FATHER’S NURSING ASSISTANT:DENTSU / Ginger Design Studio / Apex

4.「HANKOHAN」(ハンコハン)
 日本伝統のHANKO 文化がテクノロジーと融合し、新しいコミュニケーションの形に  HANKO(ハンコ)は日本では公的な文書に使用され、個人の証明として古くから重用されている伝統的な情報ツールの1つ。そんなHANKOにARマーカーを掛け合わせることで、個人氏名の証明だけでなく、その人のパーソナル情報(顔や自己紹介メッセージなど)をも再現できるようにしたのが「HANKOHAN」。印面のデザインは、顔の形、眉毛の形、目の角度、鼻の形などを独自のアルゴリズムでデータ化して生成、押されたHANKOをAR空間上で見ると、あなたの顔が飛び出してくる。名刺交換だけでは顔は覚えてもらえない。そんな時でも、名刺にHANKOHANを捺印すれば、ビジネスツールとしての拡張も期待できる。
 HANKOHAN:DENTSU CREATIVE X
 http://hankohan.com

<出展会場・日時>
・会場:オースティンコンベンションセンター 展示ホール2-5 ブースNo. 807
・日時:3月10日(日)~3月13日(水)午前11時~午後6時(13日のみ午後2時まで)

<出展コンセプトのメインビジュアル>
 異なる2つの形が掛け合わされた、見たことのない不思議な物体たち。これらは同社グループと食やバイオなど異なる2つの専門性を、クリエーティビティーを持って掛け合わせることで誕生するサービスやプロダクトのこと。現代の価値観ではPointless(無意味なモノ)と捉えられてしまうかもしれない。けれどもそれを恐れることなく、未来を変えると信じ、さまざまな新領域に挑戦していく、そんな思いを表現した。
 電通SXSW特設ページ(3月9日オープン予定):http://dentsusxsw.com
 <その他の作品(他のブースでの展示)>
 今回同社は、「Pointless Brings Progress.」とは別に、マインドフルネスのソリューションとして注目されている坐禅(ゼンライフ)をサポートするIoTクッション「the whu」 (ザ・フーの展示も行う。「the whu」は、センサーが搭載されたIoTクッションと、世界的に著名な坐禅の指導者である藤田一照氏の監修による質の高いコーチングプログラムにより、坐禅のスタートと日常化をサポートする。いつでもどこでも坐禅の実践ができる「the whu」は、人々の日常的な「心の健康」に貢献する。なお、今回の展示期間に合わせて、米国で「the whu」のクラウドファンディングを行う予定。
  the whu:DENTSU / DENTSU MEDICAL / atali / COI TOHOKU
 http://thewhu.com

※1:デジタル時代の人々の気持ちと行動をあらゆる「手法・技術・体験」を使って変化させることをミッションとしている電通の社内横断組織。 ※2:SXSWは、音楽、映画、インタラクティブ、コメディ、ゲームなどで構成される世界最大級の祭典。

【Work & Life】日本HP、自分らしく生きる女性を応援するキャンペーンの第二弾展開

$
0
0

 (株)日本HPは、2019年3月8日より「#本音で生きよう」をメインメッセージとしたキャンペーンを開始する。同キャンペーンは、ステレオタイプ(固定観念)の殻を破り、自分らしく生きる女性をテーマにした「ステレオタイプを超えていけ。」に続き、第二弾となるキャンペーン。
HP 02 R 日本HPが2月に外部委託で実施した女性の意識調査によると、約8割の女性が「答えは人それぞれ、正解なんてない」という言葉に共感していることが分かった。その一方で、自分らしく生きることはそう簡単にいかず、理想の生き方と、やらなければならないこととの両立が難しい現実の間で葛藤していることが判明した。
 同キャンペーンでは、イベントや新聞、オンライン広告、交通広告などを通じて、現代の女性たちが抱える様々な葛藤を彼女たち自身の言葉で伝えることで、より多くの女性が自分らしく生きることについて考えるきっかけを提供する。また、女性たちが直面するそのような葛藤に対して、テクノロジーがどのように役立てるかを紹介し、自分らしいワークスタイルやライフスタイルを探しながら前向きに生きる女性を応援する。
 また、このたび日本HPは女性が活躍できる社会にむけた取り組みとして「W20 JAPAN 2019」に協賛する。「世界中の人が、より良い暮らしを実現する」というHPのビジョンのもと、人々に価値をもたらすテクノロジーと環境づくりを通じて、女性が持つ可能性を最大限に引き出せる社会の実現を支援する。
<女性の意識調査>
 日本HPが外部委託で実施した調査によると、約8割の女性が「結婚かバリキャリか、家庭か仕事か、など、どちらかを選ばなければいけない時代は終わった/終わるべきだと思う」や「今の時代は、女性が自分の人生の選択肢をたくさん持つなど欲張りに生きてもいい!と謳える時代になった/なるべきだと思う」という文章に対して共感していることが分かった。  その一方で、有職者の7割以上が「キャリアアップはしたいが、そのためにワークライフバランスを犠牲にしたくないという葛藤がある」、8割以上が「今は仕事と家庭を両立しているけど、実際には家事の分担など両立が大変で困ることがある」に共感しており、女性のワークスタイルやライフスタイルが多様化する中、理想と現実の間で葛藤を感じていることが判明した。


【プラスチック】ダウ、再生材を利用しテキサス施設内の道路を改良。循環経済パイロット・プロジェクトで証明された使用済みプラの革新的な利用方法

$
0
0

  ダウは、世界で消費されるプラスチックを削減し、イノベーションを通じた循環型経済の実現を目的とした取り組みの一環として、米国テキサス州フリーポートの自社施設内に、消費者使用後の再生プラスチック (PCR: Post-Consumer Recycled)で改良を加えた、新たなポリマー改質アスファルト(PMA)道路を2本建設した。現在、両道路(プラスチックロード、ガルフストリームロード)とも通行に利用されている。
 今回、デュポン社のアスファルト改質技術Elvaloy®を用いたことにより、以下の事項を達成した。
・再生LLDE(直鎖状低密度ポリエチレン)プラスチックを760kg以上使用(プラスチック製買い物袋120,000枚の重量に相当)
・ 2本合わせて800m近くにものぼるPMA舗装道路の建設。
・ PMA素材のコストを節減。
・ 性能グレード70-22の要件を充足。
 ダウでグローバル建築分野サステナビリティリーダー兼パッケージング&スペシャルティプラスチック事業部インフラ・建設分野マーケティングマネジャーを務めるジェニファー・リー氏は次のように述べている。
 「我々は、今回のプロジェクトの技術的な展望を考えると胸が躍る気持ちです。PCRを利用することにより、道路建設の際のPMA素材コストを減らすことができました。現在、多くの人にとって循環経済という概念は非現実的なものかもしれません。しかし、性能向上やコスト節減によって、持続可能な社会への取り組みをいかに実現していけるかが知られていけば、循環型経済の実現可能性は一段と高まります」
 ダウの研究者は、今回のプロジェクトにおけるMartin Asphalt、American Materials、そしてVernor Material & Equipmentとの協業の成果を精査しており、PMA道路の寿命や性能をモニタリングし、様々な気象や条件の下でも使用に耐え得るよう、さらなる改良を計画している。また、ダウは現在、米国ミシガン州ミッドランドにある本社施設の駐車場においても、次世代型の再生プラスチック混合物を使用したアスファルト改修工事を計画している。
 「ダウのグローバル・サステナビリティチームは、ダウのバリュー・チェーンにおいてパートナー企業とともに新たな建設分野のエンドユース・プロジェクトの特定に専心して取り組んでいます。市全域や高速道路、あるいは企業敷地内の広範囲における道路や駐車場の改良に、再生プラスチックやまだリサイクルされていない使用済み梱包・包装材を利用できるようになった時、それが社会へもたらすインパクトを想像してみてください」と、リー氏は述べている。
 世界中のPMAプロジェクトを通じ、これまでにダウが敷設してきたPMA舗装道路の距離を合計すると42km以上となる。こうしたプロジェクトの結果として、100トンにのぼる廃棄物を、ゴミとして埋め立てる代わりに道路建設に転用することができた。
 この北米でのパイロットプロジェクトに先立ち、ダウは2017年に、2025年までに海洋プラスチック廃棄物を70%削減することを目指すインドネシア政府の取り組みを支援する一環として、同国デポック市で再生プラスチックを使用した道路改良プロジェクトを実施した。
 この実験的なプロジェクトで成果が出た後、インドのプネとバンガロールの両市で、KK Plastic Waste Management, Ltd.、Rudra Environmental Solutions、そして現地の2自治体と連携して、プラスチックを用いた道路改良プロジェクトに従事した。さらに、直近の事例では、タイのサイアム・セメント・グループとタッグを組んだプラスチックによるアスファルト道路改良プロジェクトなどが挙げられる。

■パッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチックについて
 ダウ・デュポンの素材科学事業部門であるパッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチックは、研究開発の核となる強み、世界的な事業基盤、幅広い製品群、業界における専門性を通じて、プラスチックそして接着に関連する革新的で持続可能なソリューションを提供する。同事業部は、軟包装・硬質食品包装、第二次・三次包装、工業用、健康・衛生そして接着などの高成長市場に注力している。また、世界最大のポリエチレンメーカーの1つであり、バリューチェーンを越えたイノベーション・リーダー、そしてコラボレーターでもある。

【ICSE Japan 2019】トーヨーケム、貼付剤事業を訴求

$
0
0

 トーヨーケム(株)は、3月18日~20日に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催される「製薬業界委託サービスエキスポ ICSE Japan 2019」に出展する。ICSE Japan展は、創薬から開発、製造、販売の戦略的パートナーを発掘するためのイベントであり、医薬・製薬業界向けの世界最大規模の展示会「国際医薬品開発展 CPhI Japan 2019」の構成展の1つとして開催される。トーヨーケムは、製薬業界に向けて独自の貼付型医薬品事業を紹介するとともに、貼付剤の受託製造をプロモーションする。ブースは東2ホールの2J-19。

【熱電変換材料】AIST、NEDOプロジェクトで世界初、厚さ方向の変換性能を正確に計測する手法開発

$
0
0
 近年、工場や焼却炉、自動車のエンジンルームなどさまざまな施設、製品から排出される熱エネルギーを有効活用し、再生エネルギーとして回収する技術が注目されている。その中で、熱エネルギーを電気エネルギーに変換できる熱電変換材料による発電が、メンテナンスフリーでクリーンな技術として需要が高まり、研究開発が進んでいる。しかし、導電性高分子やカーボンナノチューブ(CNT)を含む薄膜の熱電変換材料では、厚さ(垂直)方向と面内(水平)方向で材料の特性が異なる構造異方性を持つが、これまでの評価技術では材料の面内方向の性能しか測定できず、材料の熱電変換効率を正確に評価できなかった。
 そこで、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)プロジェクト※1において、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)は、熱電変換材料の厚さ方向の熱電変換性能を正確に計測する手法を世界で初めて開発した。
 材料の熱電特性であるゼーベック係数※2と電気抵抗率について、新たに厚さ方向まで計測可能となることにより、有機薄膜をはじめ、面内方向と厚さ方向で特性が異なる材料の熱電変換性能をより正確に評価できる。
SnapCrab NoName 2019 3 8 20 47 4 No 00 また今回の成果をもとに、アドバンス理工(株)が、厚さ方向熱電特性評価装置を開発し、4月に販売を開始する。企業や大学の研究機関への販売を通じて、熱電変換材料の開発が進み、エネルギーハーベスティング(環境発電)※3の実現や、工場や自動車の排熱などさまざまな分野における熱エネルギーの有効活用による省エネルギー化、CO2排出削減に寄与することが期待される。

今回の成果
 電気抵抗率の評価には、測定用電極(プローブ)と材料の間の電気抵抗の影響を取り除くため、従来は4端子法※4という4つのプローブを取り付ける測定方法が採用されており、図2のように、試料の両端に電流導入用プローブ(図中では電極ブロック)、試料の表面に電圧測定プローブ(図中では熱電対)をそれぞれ取り付けていた。しかし、熱電対を取り付けるために電極ブロック間に距離を設ける必要があり、薄い膜状試料の厚さ方向の評価は不可能であった。例えば、図2の拡大部分に示すような層状のような内部構造に特徴のある試料(異方性材料)では、電流方向が一方向に限定されるため、その直交方向の特性を明らかにすることはできない。
SnapCrab NoName 2019 3 8 20 47 18 No 00 そこでAISTは、図3のように、膜の表と裏にそれぞれプローブ(図中ではドーナツ型電極ブロックと熱電対)を取り付けることで、電極ブロック間への電圧測定用プローブ(図中では熱電対)の設置を不要とした。これにより、電極ブロック間距離を狭められ、膜状試料を簡単にセットできる。また、その片面の2つの電極間の距離(図3の上部ドーナツ型電極ブロックと熱電対との隙間の距離 d )を短くすることで、電流分布が4端子法に近づくす。この電極間距離をゼロにすることはできないが、その距離を変えながら複数点測定し、得られた計測値から距離がゼロの近似値を算出することで、厚さ方向の電気抵抗率を評価できるようになった。厚さ方向の特性評価が可能となったため、図3の拡大部分に示すような層状構造の膜試料の層に直交する特性も明らかにできる。
 また、ゼーベック係数を評価するためには温度差が必要だが、薄膜のような材料では、厚さ方向で十分な距離が取れずに温度差が得られず、ゼーベック係数を測定できない。新手法では、膜の表と裏の温度制御を同時に行い、表と裏の温度を、ある温度(試料中心温度)を中心に上下に等分させる(例えば、表を1度上げる場合には裏を1度下げる)。この制御によって、表と裏の間(厚さ方向)に十分な温度差を生じさせつつ、試料内の熱分布を均一にできるため、わずか数µmの厚さのゼーベック係数を評価できるようになった。
 新手法により、厚さ方向の評価が可能となったことで、薄膜材料の熱電特性評価が可能となるだけでなく、従来の面内方向の評価手法と組み合わせることにより、熱電変換材料の熱電異方性の評価も可能となった。新手法は今後、厚さ方向の電気抵抗率やゼーベック係数の測定法に関する国際標準化への展開も期待できる。
<注釈>
※1 NEDOプロジェクト
 事業名:未利用熱エネルギーの革新的活用技術研究開発
 事業期間:2013年度~2022年度(2013年度~2014年度は経済産業省にて実施)
※2 ゼーベック係数
 温度差1度あたりで発生する熱起電力。ゼーベック効果(物質の両端に温度差をつけると起電力が生じる現象)で発生する熱起電力を測定するため、このように命名された。
※3 エネルギーハーベスティング(環境発電)
 周りの環境の中に薄く広く存在するエネルギーから電力を取り出すこと。
※4 4端子法
 電気抵抗(率)を正確に測定する方法。電流を流す端子と電圧を計測する端子を別にすることにより、端子の持つ抵抗や接触抵抗の影響を除く事ができ、2端子間のみの測定に比べて、より正確に計測できる。

【生分解性プラスチック】伊藤園、グリーンプラ認証取得の「よく出るお茶パック」を発売

$
0
0

2019 3 11 itoen (株)伊藤園は、グリーンプラ認証(※1)を取得したお茶パックとして日本初の生分解性素材※2を100%使用したお茶の味わいがしっかり出る「よく出るお茶パック」を、3月18日(月)に発売する。

 昨今、マイクロプラスチック(※3)による海洋汚染が世界的な社会問題となり、使い捨てストロー廃止やレジ袋の使用規制の動きが強まるなか、現在のリーフ(茶葉)市場で多く使用されている石油由来のプラスチック製フィルターも環境問題への対応が必要とされている。同社は「お茶の伊藤園」として、この様な課題に取り組み、時代にあった生分解性素材100%の「お茶パック」を開発した。

 今回新発売する「よく出るお茶パック」は、微生物の力で水と二酸化炭素にまで分解される生分解性素材を100%使用して環境負荷を低減するとともに、抽出性の高いフィルターにしたことでお茶の味わいがしっかり出る「お茶パック」です。簡単に茶殻を捨てることができるため、急須はもちろん、近年所有率の高まるマイボトルで水出し緑茶や紅茶をつくる際に、手軽においしいお茶を楽しめる。

 同社は、現在販売しているティーバッグ製品でも生分解性素材を使用したフィルターの開発を進めている。今後とも、環境保全に貢献する取組みを積極的に行っていくとともに、水出し緑茶をはじめとしたお茶のさまざまなおいしさ”“楽しみ方などのお茶の魅力を、引き続き伝えていく。

(※1)日本バイオプラスチック協会が運営するグリーンプラ識別表示制度(生分解性プラスチック製品)において認可された製品に表示ができる。

(※2) ポリ乳酸のこと。植物由来のプラスチックで、温室効果ガスの排出削減にも貢献する(カーボンニュートラル)。
(※3) 微細なプラスチックごみ(5mm以下)のこと。海洋で漂流する際に吸着した化学物質などが食物連鎖に取り込まれ、生態系に及ぼす影響が懸念されている。

製品概要

品  名

内容量

希望小売価格(税別)

発売日

販売地域

よく出るお茶パック

25枚

230円

3月18日(月)

全国

【医薬品包装】創包工学研究会、4月26日に医薬品包装専門講座「コンビネーション製品(キット製品含む)コース」開講

$
0
0

 創包工学研究会では、来る4月26日(金)午前9時30分~午後4時30分まで、フォーラムミカサ エコ8F会議室(東京都千代田区内神田1-18-12)において、医薬品包装専門講座「コンビネーション製品(キット製品含む)コース」を開講する。
 講師は、創包工学研究会の理事で元・第一三共の久保田 清 氏が務め、下記のような内容で講義する。
<基礎編>
イントロダクション
  ・単体からコンビネーションへ
  ・コンビネーション製品で如何なる使用目的が実現できるか 定義とレギュレーション
  ・国内 薬食審査発1024第2号(H26.10.24)
  ・米国  定義 Combination Product Definition CFR 3.2(e)
            規制 21CFR 4.4(b)(1) & (b)(2)
  ・体系的大分類の素案
  ・その他留意点 承認申請、薬価算定方式
<実践編>
 本コースのスコープ : 医薬品と樹脂製機器等との組合せ(セット製品、キット製品/生物学的医薬品を含む)
  ・注射剤 プレフィルドシリンジ、バッグ、ボトル
  ・呼吸系 経肺容器、点鼻容器
 樹脂検索、開発
  ・候補樹脂とその特性
  ・規格適合試験 日局等 (参考. 海外規格への適合)
 機能、形状開発(開発の要点)
  ・強度設計 FEM、構造力学シミュレーション [プレフィルドシリンジ]
  ・分散性試験及びシミュレーション[経肺>DIP]
  ・バリア性、コンパチビリティー [注射剤]
  ・完全性設計 USP1207 [気密容器]
  ・安全性設計の事例紹介 針刺し事故防止
 <付録とその解説>
   Appendix 1.補足 注射剤部品設計(ゴム栓、栓体)、BFSパリソン設計、ブロー成形技術、インジェクション成形技術
   Appendix 2.自己注射スターターキット・RA治療薬(現状と課題:リウマチ専門医ヒアリング結果)
   Appendix 3.NIHS 医薬品安全性情報(海外規制機関)の検索 Vol.1[2003]~Vol.17 最新号
 Appendix 4.2018年 新キット製品一覧      

 参加費は43,200円/人(税込)、定員は10名を予定。

【JEC WORLD 2019】三井化学、コンセプトカー“hour's Pod”を展示

$
0
0

  三井化学(株)は、2019年3月12日~14日にフランス・パリで開催される世界最大規模の複合材料展「JEC WORLD 2019」に出展する。今回、子会社であるグローバル開発支援企業の(株)アークとのコラボレーションにより、自動運転が普及した未来における新しい時間の使い方を提案するコンセプトカー“hour's Pod”を製作し、初めて展示する。hour's Podは、三井化学グループの様々な新素材・新技術を搭載しており、素材の融合により実現する新しい移動環境、時空間の価値を提案する。 特設サイト参照。
SnapCrab NoName 2019 3 11 13 56 36 No 00 R

■hour's Podのコンセプト
 洗練された素材の融合により、時空間の新しい価値を生み出す。
 hour's Podは、素材で移動環境をMAKEします。

■三井化学ブースの概要
 開催期間:2019年3月12日(火)~14日(木)
 会場  :フランス・パリ ノール ヴィルパント展示会場(Fairgrounds Paris Nord Villepinte, France)
 出展場所:ホール6 ブースH52

■展示内容(例)
●TAFNEX(TM)(UDテープ、UDパイプ)
 炭素繊維とポリプロピレンによるUD(Uni-Directional)材料
 テープやパイプ状に成形したものをコンセプトカーの骨格や床材に搭載
 軽量、低吸水、リサイクル性、高い加工性を有す。
 *パイプ成形は、PP/CF UDテープ加工法開発で協業中の独AFPT社技術を活用している。
●ノストラ(R)
 曇りにくく汚れが付きにくい、UV(紫外線)硬化コート剤
 コンセプトカーのウィンドウ表面に搭載
 優れた防汚性、防曇性、易洗浄性、耐擦傷性、帯電防止性、速乾性を有す。
●FORTIMO(R)&C(ソフトカーボン)
 FORTIMO(R)とリアルカーボンを組み合わせた複合材料
 コンセプトカーのシートやテーブルの表層に搭載
 耐久性や耐衝撃性、高弾性などの特性を保ちつつ、柔らかで滑らかな心地良い触感を併せ持つ。
●フォルティモ(R)
 新規イソシアネートを用いたポリウレタンエラストマー材料
 コンセプトカーのシートやテーブルのクッション材として搭載
 高弾性・高耐熱性と無黄変性を両立し、さらに耐久性に優れる。

【石灰石+PO樹脂複合材】TBMの「LIMEX」、吉野家がグランドメニューに採用

$
0
0

 石灰石を主原料とし、 原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売する(株)TBMは、(株)吉野家が運営 する「吉野家」のグランドメニューに、LIMEX製品が採用されたことを発表した。2019年3月上旬から順次採用される。採用されるグレードは厚さ400μmの白色ソフト。
 吉野家の田中安人CMOは次のようにコメントしている。
 「弊社も店舗で使用するメニューに“紙”を使用しており、環境影響の観点から課題としておりました。LIMEX製品の主な原料は石灰石であること。再製品化(アップサイクル)ができることに魅力を感じました。また、店舗 で使用するメニューは多くのお客様が手に触れるため、耐久性も重要な要素となっております。LIMEX 製品の方が“紙”よりも劣化がゆるやかであると検証結果も出ており、グランドメニューとして採用しました。実際に店舗からも、『手触り感が良い』『水に強く、汚れてもすぐに拭き取れる』など、良好な反応を得ています」


【プリンテッド・エレクトロニクス】SEMI、5月22日・23日に「2019FLEX Japan / MEMS & SENSORS FORUM」開催

$
0
0

 SEMI(本部:米国カリフォルニア州ミルピタス)は、2019年5月22日・23日の両日、第3回となるフレキシブル・ハイブリッド・エレクトロニクス(FHE)技術およびMEMS・センサー技術の専門コンファレンス「2019FLEX Japan / MEMS & SENSORS FORUM」を品川で開催するが、その参加受付を開始した。
 FHEとは、プリンテッド・エレクトロニクスと、従来のIC、MEMS、テキスタイルなどを組み合わせてシステムを構成する技術であり、今後成長性が期待されている、車載、医療、産業分野などのIoTアプリケーションにおいて採用が見込まれている。要素技術の進展に伴い、新しいサービス、ソリューションが提案されており、シリコンバレーをはじめ、世界中で注目されている技術。

2019FLEX Japan / MEMS & SENSORS FORUM」の特長
・FHEとMEMS・センサー専門の国際コンファレンス。関連技術を包括的にカバー
・米国、欧州、アジアの講演者を招聘し、世界の関連市場と技術が集結
・FHE・MEMS・センサー関連企業、団体、学校のテーブルトップ展示会を合わせて開催
・FHE、半導体、エレクトロニクス製品の各分野のエグゼクティブ、技術者と横断的なネットワークを構築する機会を提供

 「2019FLEX Japan / MEMS & SENSORS FORUM」は、2日間にわたるコンファレンスで、FHE、MEMS、スマートテキスタイルとその応用技術に関する幅広い情報を提供する。
 プログラムは基調講演と、「SMART Transportation」「MedTech and Life science」「Common Technology」の3つのセッションで構成される。

■基調講演
 基調講演にはNASAとNEXTFLEXを招聘。NASAからは、Ames Research Centerの宇宙探査技術のチーフサイエンティスト、Meyya Meyyappan氏が登壇し、NASAが進める「In Space Manufacturing」計画におけるプリンテッドエレクトロニクスについて講演する。また、NEXTFLEXからはエンジニアリング担当副社長 Wilfried Bair氏に、サンノゼにあるFHE R&Dラボでの最新開発動向について講演してもらう。

■SMART Transportation(自動車)セッション
 100年に1度と言われる自動車業界の大変革期の重要なキーワードと言われる「CASE (Connected、Autonomous、Shared、Electric)」。今回は、CASEによるサービス・技術の変化を読み解くためのマーケット動向や、センシング技術について、専門リサーチファームや、研究機関、注目の海外スタートアップ企業が語る。
<主な講演企業/講演者>
・Yole Developpement / Jerome Azemar氏
・日本アイ・ビー・エム / 坂本佳史氏
・ISORG / Jerome Joimel氏
・静岡大学 / 川人祥二氏
・PNI Sensor / Becky Oh氏
・ベロダイン ライダー / 福永秀夫氏

■MedTech and Life science(医療、生活)セッション
 生体情報モニタリングや、遠隔医療、医療装置のメンテナンスなどさまざまな分野でセンサーを活用した医療IoTの取り組みが本格化している。高齢化社会で期待される医療IoTをテーマに、デバイスやサービスのトレンドとセンサー・ソリューションの最新技術を解説する。
<主な講演企業/講演者>
・大和ハウス工業 / 吉田博之氏
・CENTEXBEL / Karin Eufinger氏
・大阪大学 / 民谷栄一氏
・JENAX /  EJ SHIN氏

■Common Technology(共通技術)セッション
 センサーシステム、ウエアラブル端末の「薄い」「曲がる」を実現するセンサー、材料の最先端技術についての講演を予定している。
<主な講演企業/講演者>
・富士通アドバンストテクノロジ / 馬場俊二氏
・Korea Institute of Industrial Technology/ Kyung-Tae Kang氏
・群馬大学 / 井上雅博氏
・大日本印刷 / 中野 茂氏

■テーブルトップ展示、ネットワーキングイベントを通じたビジネス交流
 会議場に隣接する会場において、企業、団体、大学によるテーブルトップ展示会を開催する。対象となる、FHE、MEMS・センサー関連業界の材料、装置、デバイス、また関連するエレクトロニクス製品分野からの出展を募集している。
 詳細については、http://flexjapan.org を参照。

■2019FLEX Japan / MEMS & SENSORS FORUM 開催概要
会 期:2019年5月22日(水)~23日(木)
会 場:ザ・グランドホール(東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー3階)
主催:SEMI
コンセプト:Driving FHE (Flexible Hybrid Electronics) Ecosystem and Community
Webサイト:http://flexjapan.org

【水性カラーペン】ゼブラ、キャップがなくても乾かない新開発インクを搭載した「クリッカート」

$
0
0

 ゼブラ(株)は、キャップがなくても乾かない(※1)新開発のインクを搭載したノック式の水性カラーペン「クリッカート」を2019年3月22日(金)から全国文具取扱店で発売する。

 従来、水性カラーペンはキャップをして保管しないとペン先が乾いて書けなくなることがあった。しかし、ゼブラは、キャップをしなくても空気中の水分を吸収して乾燥を防ぐ(※1)新インク、「モイストキープインク」を開発し、ノックするだけで使うことができる水性カラーペンを可能にした。これにより、キャップを開け閉めする手間が省け、簡単に複数の色を使うことができる。多くの色を使用して授業ノートやイラストを書きたい学生にとって使いやすい商品となっている。

【「クリッカート」の特徴】

2019 03 12 zebra21. 空気中の水分を吸収する吸湿性のある成分を多く配合した、「モイストキープインク」を開発した。その場の湿度の変化に応じて、水分の吸収と蒸発を繰り返し適度な状態を保つため、ペン先が乾燥せず書き続けることができる。

2. 簡単に使えるノック式の水性カラーペンです。従来のキャップ式水性カラーペンで不満の上位にあがっていた、キャップの開閉時に手にインクがついて汚れてしまう、キャップを閉め忘れてインクが乾いて使用できなくなってしまうという不満を解消した。

3. 36色のカラーバリエーションがあり、好きな色を複数使用することで自分らしさを演出できる。また、黒など濃い色の上から薄い色でぬっても、濃い色がにじみまない。(※3)色を重ねてもキレイに塗れて、イラストがきれいに仕上がる。

(※1)同社試験:気温20℃ 湿度60%の条件下でかすれなし(ペン先収納状態で52週)使用後は必ずペン先を収納。

(※2)ゼブラ調査。詳しい内容は「カラーペンに対する不満点」を参照

(※3)筆記線の乾き具合、ご使用の紙質・環境等で効果に差が出る場合がある。

【ものづくり】三井化学、新潟県三条市に「デザイン&ソリューションセンター」開設

$
0
0

 三井化学(株)は、同社グループの保有する設計、解析、成形、試作、評価等の開発機能を兼ね備えた新拠点であるデザイン&ソリューションセンター(新潟県三条市)を開設し、2019年3月11日、開所式を執り行った。
 三井化学グループは、設計、解析、成形、試作、評価といったものづくりの開発機能を有しているが、新設したデザイン&ソリューションセンターは、それら機能を兼ね備えたもので、グループのシナジーを発現し、ものづくりの加速を図る場となる。同社が強化を進めているモビリティ、ヘルスケア、フード&パッケージングの成長3領域へ活用していく。

【CO2排出抑制】大陽日酸、川崎水江事業所におけるCO2フリー水素充填システム設置

$
0
0
 大陽日酸(株)は、環境省より補助金の採択を受け、川崎水江事業所に、再生可能エネルギーを利用したオンサイト型CO2フリー水素充填システムを設置するプロジェクトの実行を決定した。
 川崎水江事業所は、川崎市臨海部工場エリアに位置する。同プロジェクトでは、川崎市が 推進する「水素社会の実現に向けた川崎水素戦略」のもと、中規模オンサイト型充填基地のモ デルとして、太陽光発電による再生可能エネルギーを活用し、燃料電池フォークリフト(FCFL)の事業所内運用まで、一貫したシステムを構築する。FCFL用の再エネ水素ステーションは、環境省が公募した「平成30年度 二酸化炭素排出抑制対策事業等補助金(再エネ水素を利用した社会インフラの低炭素化促進事業『地域再エネ水 素ステーション導入事業』)」を受けて建設・設置し、2019年12月の完成を予定している。
 また、運用するFCFLについては、トヨタエルアンドエフ神奈川(株)が環境省の「水素社会実現に向けた産業車両等における燃料電池化促進事業」および神奈川県からの助成を受けた FCFLをリース契約し、事業所内で運用する。
 川崎水江事業所内の社屋屋上に設置する太陽光パネルから得られた電力を利用し、水電解式水素発生装置にて発生させた水素ガスを、事業所内のFCFL動力源として使用する。
 「地域再エネ水素ステーション導入事業」では、再生可能エネルギーによるCO2フリー水素の発生からFCFLへの充填・運用までを行い、エネルギー起源二酸化炭素の抑制に貢献すると ともに、地域社会への水素の普及拡大、社会受容性向上の一環として、本事業を活用していく。
<設備仕様>
 太陽光パネル出力 60kW
 水電解水素発生装置能力 6Nm3/h
 水素圧縮機能力 6Nm3/h
 FCFL連続充填台数 5台
 

【自動車】ヘンケル、JEC World 2019でLOCTITE MAXシリーズ樹脂のポートフォリオ拡大を発表

$
0
0

 ヘンケルは 3月14日までフランス・パリで開催中のJEC World 2019において、軽量化とコストパフォーマンスを兼ね備え、自動車産業における高性能な複合ソリューションの継続的なニーズに応える「LOCTITE MAX(ロックタイト マックス)」シリーズのポリウレタンおよびエポキシマトリックス樹脂の最新開発技術に焦点を当てた発表を行っている。「LOCTITE MAX 5」、新製品の「LOCTITE MAX 5 Next Gen」および「MAX 6」樹脂は、特にホイール製作において、顕著に優れた耐熱性、機械特性および視覚的特性を持ち合わせた部品製作ができるうえ、軽量化、生産性の向上、およびカスタマイズに大きく貢献することができる。
 ごく最近の例として、LOCTITE MAX 5はティッセンクルップの新世代超軽量編組カーボン製二輪用ホイールの開発を手助けした。このマトリックス樹脂は硬化が速く、短時間で型へ充填できる。こうして作られた複合材ホイールは、従来の鍛造アルミニウムのものに比べ、最大1.8kgの回転質量を節約することができる。これにより、バイクのハンドル操作がしやすくなり、燃費が改善するというメリットがもたらされる。このホイールは、二輪車メーカー側から指定された非常に厳しい公差要求を満たすために、ヘンケルと密に協力し製造工程を最適化し、開発された。様々な異なるモデルでも使用するため、連邦ドイツ自動車交通当局による公道での使用認可をすでに取得している。

SnapCrab NoName 2019 3 13 8 16 3 No 00 R
SnapCrab NoName 2019 3 13 8 16 21 No 00 R 「板ばね用のLOCTITE MAX 2樹脂とホイール用のMAX 5樹脂の成功に続き、この技術の高性能複合材ホイールやハイブリッド材ホイール市場における様々な課題に注力し取り組んできました」とヘンケルの、シャーシおよび電子システム担当上級事業開発部長のコンラッド・ブリモ・ハヤック氏は述べている。「というのも、自動車OEMやティア1部品サプライヤーの自動車や二輪車の軽量化を手助けしていく中で、量産性とカスタマイズされた外観という要求を満たしながら、より優れた耐熱性と靭性をも提供する複合材ホイールに対するニーズが高まっていることをヘンケルでは感じ取っているからです」。
 JEC World 2019ではヘンケルの革新的なLOCTITE MAXシリーズのマトリックス樹脂に新たにラインアップした、明確な付加価値のある特性を持つ2つのグレードを展示している。
LOCTITE MAX 5 NextGen は、実績のあるMAX 5をベースとした2液エポキシベースの配合で、高温にも対応の200℃のガラス転移点(Tg、DSC示差走査熱量計で測定)、そしてK1C 1.1以上という靭性値を有しており、優れた機械特性を備えている。さらに、この次世代素材はカーボンの贅沢な質感が非常にはっきりと出せることが特徴。
 LOCTITE MAX 5 NextGenは、大量生産用の高圧レジントランスファー成形機(HP-RTM)など一般的な液体成形技術を使用して加工することができる。
耐熱性と靭性において、さらに高い性能要求を満たすように設計されたLOCTITE MAX 6は、超高温下での使用で動作する部品向けに、270℃以上のTgと1.0以上のK1Cを有している。
 どちらの樹脂も主にOEMおよびティア1の複合材ホイール市場や補修部品としてのホイール市場の消費者をターゲットとしており、世界中で試験的に運用が可能。LOCTITE MAX 5のマトリックス樹脂を使用して生産されるホイールシリーズはJECで展示されている。既存のLOCTITE MAXシリーズの主な利点は、迅速な金型への充填、繊維への完全な含浸性、硬化の速さ。そしてLOCTITE MAXシリーズのマトリックス樹脂で成形された複合材ホイールは同等のアルミニウムデザインのものと比較すると、自動車用ホイールの重量を1個当たり最大30~50%削減できる。
 すでに実車に装備され注目されている用途として、LOCTITE MAX 2で製作された軽量板ばねがあり、これはさまざまなボルボのモデルのリアサスペンションに実装されている。
 LOCTITE MAXシリーズのマトリックス樹脂技術は、他のポリウレタンやエポキシ樹脂と比較し、部品メーカーの工程に柔軟性を持たせることができ、時間とエネルギーを節約することが可能。3A複合材エアレックス®フォームコアを使用したサンドイッチ部品を、HP-RTMを使い、ガラスとカーボン繊維強化のLOCTITE MAX 2で成形試作したところ、非常に低圧で高い射出速度を達成し、サイクルタイム短縮という優れた結果をした。
 「この試作での課題の1つは、フォームの安定性を維持するために十分に低い圧力と硬化温度のバランスをとることでした」とブリモ・ハヤック氏は説明する。「弊社のLOCTITE MAX 2のマトリックス樹脂は、“サイクルタイムをさらに短縮する可能性大”という最高のソリューションが提供できると証明しました」。
 ヘンケルの先進的なマトリックス樹脂は、同社の戦略的アプローチの一部であり、量産構造部品用の材料、プロセス、および技術設計の専門知識を製造工程全般に渡って積上げ、強化している。これらの知見はプリフォーム用バインダーや専用の離型剤のみならず、異種材および異種コンポジット用の特別な接着剤にも活用できる。ドイツのハイデルベルクと日本の横浜にある設備の整ったコンポジットラボは、顧客の新しいデザインの製品化までの時間を検証し、迅速化するためのサポートを行う。ヘンケルは世界各地に拠点があり、認定機械メーカー、金型メーカー、および技術設計の提携企業との緊密なネットワークにより、いっそうの補完体制をとっている。

Viewing all 7567 articles
Browse latest View live