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【R&D】ダウ、ミシガン州にイノベーションセンターを新設。米国経済の成長に沿った研究開発分野を強化

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 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーは、米国ミシガン州ミッドランドにおいて、最新のイノベーションセンターを新設することを発表した。同イノベーションセンターでは、100人の新規雇用および国外のダウの施設から呼び戻す100人を含む、約200人の研究開発職に携わる人員を雇用する。ダウのアンドリュー・リバリス会長兼CEOは、ミシガン州グランドラピッドにおいて、米国次期大統領ドナルド・トランプ氏とともに今回の投資計画を発表した。
 「119年にわたりダウの本拠地であるミシガン州を、ダウの世界的な研究開発力を強化するイノベーションセンターの拠点として、世界中の候補地の中から選択しました。ミシガン州には高度な労働力が集まっています。研究開発への投資の重要性とそれが米国製造業における雇用の増加を生み出すことを、次期大統領政権は間違いなく理解しているでしょう」と、リバリスCEOは述べている。
 ダウの新イノベーションセンターは、ダウの既存の化学技術と今年ダウが完全子会社化したダウコーニングのシリコーン事業から派生する技術を組み合わせること、また、将来の技術を生み出すことに注力する。イノベーションセンターは、家庭用製品・パーソナルケア製品や省エネ建築技術、重要なインフラ材料の開発に取り組む技術者やエンジニアの拠点になる。また、軽量化やハイブリッド化、自動運転技術を開発する自動車メーカーとのパートナーシップの強化にも取り組む。
 「清潔な水の不足、食料の保存やエネルギー、環境問題など、世界が直面する課題解決に取り組む優秀で創造的な人材をわれわれは擁しています。ダウは、未来の解決策に向けて投資し、最終的にここ米国でそれらのソリューションを実現することができる独自のポジションにあります」と、リバリスCEOはコメントしている。
 ダウのイノベーションセンターは、ミシガン州グレートレイクス・ベイ地域において、ダウが長期的に投資し成長を続けてきた一連の投資活動の最新例となる。過去10年において、ダウとその地域開発パートナーは、グレートレイクス・ベイ地域における経済再開発投資に4億ドル以上投資してきた。グレートレイクス・ベイ地域は、ダウの本社所在地であり、1万3千人近い従業員や請負業者が住む場所になる。投資活動を通じてダウは、約10億平方フィート(約9千万平方メートル)の敷地において、2017年に完成するグローバル本社ビルや新地域空港、世界水準のホテルやその他施設に投資してきた。また、次世代の化学者や生物学者、物理学者の育成に向けて最新の理数系教育を提供する学校などの施設にも投資している。
 ダウは過去4年、米国において6千以上の新規雇用を生み出してきた。その多くは、ダウが60億ドルを投資する米国メキシコ湾岸地域における製造拠点への投資によるもの。この投資を通じて、約500のダウ従業員の新規雇用や建設のピーク時における約7千人の労働者雇用、そして、最終的には米国経済において3500人以上の雇用を支えることになる。


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